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拍子記号の功罪

数字で書いてある、拍子記号。
数って、ユルミがないイメージがある。
はっきり答えが出るように感じる。

そのためか、
拍子記号の数字を見ると「固まる」。

しかし。リズムは揺れるもの。
というか、音はそもそも揺れるもの。
人間はそもそも、固まれない。

「固まる」イメージは、本来音楽では難しいと思う。
(効果としてわざと要求する場合は別)
「動かない」「固まってる」を
「安定している」と受け取ってしまうのかもしれない。

メトロノームも、便利な道具ではあるが、
「ずれてはいけない」練習をしすぎて、
音楽も「ずれてはいけない」と思うようになってしまったら・・・

どう揺れるか。
気持ちよく、揺れたい。

さあどうやって演奏しよう。

演奏をみがくには、自分で出した音を、
自分でチェックできるようにしたい。

それが出来るようになるかどうか。
子供を教えていて、難しいなあ、と感じるところ。

分かりやすい目安になるのが、リズム。
リズムを生み出せるようになって来たとき、
コミュニケーションの取り方も、変わってきます。

待ってるだけではダメ。
自分で突っ走ってるだけでもダメ。
人にあわせるだけでも、ダメ。
お互いに、いいバランスにしよう、と思う気持ちが、うまくかみ合う。
すると良いリズムが流れ始める。

音楽の演奏は、いろんなもののバランスをとる練習になる。
何と何のバランスをとるのか。
自分自身のバランスをとるのもいい。
今、私自身はどこがバランスしていないか。

いい演奏を聴くと、すっきりするのは、
その演奏によって、バランスを取り戻すことが出来るから、かもしれない。
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by e-t-pf | 2009-01-22 14:47 | リズム | Trackback | Comments(0)  

手も足も出ないはなし

レッスン時間は、限られております。
さくさく進むように、こちらはいろいろと気を配ります。

が、あんまり先回りして、生徒さんが弾きやすいように誘導するのも、
善し悪し。

なかなか弾こうとしない。
フリーズ状態。になってしまったら。

説明して、弾けるように誘導して、とにかく弾かせた方がいい時もあります。

やる気はあるのに、どうしていいか分からなくなってしまっているときは、
そのままにしておくと、その音楽を弾く時に、
「どうしていいか分からないけど、無理矢理弾く」
ことが刷り込まれることがある。

そんなの、音楽をやる気持ちとしては、最悪ですよ。
だから、気持ちよく音を出せるように、サポートする。
いらいらしながら、弾くことにならないように、気をつけないといけない。

明らかにやる気が失せているとき。
「正直、今日はピアノ弾きたくない」
「できないのがいやで、気持ちが音楽からはなれている」
理由はいろいろですが、そんな時でも、できそうだ、と思えれば、
戻って来れる。

これは、どこらへんに、どうやってヒントを出すか。
それを考えるのが、こちらとしては、難しくも面白いところであります。
いろいろと、ネタも必要。
だけど、少しプレッシャーが必要なこともある。
ただの怠けはね。注意しないといけないからね。


正直戸惑うのが、もうずっと前に習って当然分かっているはずのことが、
さっぱり出来なくなっている、という状態。

本人も、あれ???という感じなんですよ。
ふざけてるわけでもない。

なんか、はじめてやるような?
でも、そうでもないような?
という表情で、戸惑ってたりします。
こちらとしては、オイオイ勘弁してくれ〜もうずっと前に習ってるって〜
と思うんだけど。

本人も、わからない。
説明しようにも、できない。

それは、頭の中に新しい回路ができていくから、らしいです。

単純に「忘れちゃった」とも言えますが、
前に使ってた回路と記憶が、違う回路ができたことで、使えなくなってしまう。
新しい見方、考え方(本人は別に自覚してない)で見たら、違って見えてきた。

そういう時は、本人も混乱している。
「先生あきれてるし。ああ、どうしよう・・・」

そんな状態の時は、本人に「できなくなっちゃった」意識を持たせないように、
さっさと説明して、再確認。
理解を深めるチャンス!

あくまでも、『後退』じゃない。
という意識をこちらが持っていたほうがいい。

すると、記憶の場所も、前とは違って、もっと整理整頓されて、
いつでも使えるところに、並び直しになる。

「手も足も出ない」っていうのは、実はいいことなのかもしれない。
と思えたらいいよね。
その時は、やだけどね。

しかしこれが、一度では終わらない。
自分でも、しばしばありますものねえ。未だにねえ。
もちろんですよ。
なくなることは、ないんだろうし。
進歩の証。と思うことにしよう。

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by e-t-pf | 2009-01-17 14:30 | こどものレッスン | Trackback | Comments(0)  

演奏テクニック、というものについて

ピアノの演奏テクニック、いろいろな方法論があるようです。

最近,たくさんの本が次から次へ出版されるようになってきて,
なんでこう、どんどんでるのかなあ。
変わってきてるってことなのかなあ。
と、不思議でした。

確かに,変わってきているみたい。
昔の偉大なピアニストの本は,変わらずにロングセラーだけど。
新しい考え方から出てきた,演奏技術が登場してきている。

私にとっては,興味深いし,ありがたい。

私は,「演奏テクニック」をあまり明確に教わってないです。
音楽大学にピアノ科で入学したものの,実力は大したことなかったので,
学校では課題曲をこなすだけで、いっぱいいっぱい。

レッスンで師事していた先生の、演奏テクニックを受け継いでいく,
ことになったはずだとは思うんだけど,
全く未熟で、そんなところまで、指導できずに終わった,という感じ・・・。

先生は、がっかりだったろうなあ。ごめんなさい。

そんなレベルの私なので,今になっても、
演奏技術をなんとかしたい、とあれやこれや悩むわけです。
で、いろんな本を見てみたくなるわけです。

いろいろ試すと,いろいろ分かります。
本だけをたよりにやるから,それが正しいのかどうかは,わかりません。
でも、やってみると、何かしら変化は起こる。

そもそも私は「自分の演奏法」みたいなものがないので、
変わることには抵抗がない。

とにかく、いいと思う方へ変わり続けるしかない。
日々,そう思って弾いている感じですか。

何かメソッドを練習してるとき,それを「できるようにしたい」
と思って、やってはいないかな。
やってみるとどうなるのか、興味を持ってやる。

だって、どうなった状態が「できた」のか、教えてもらえないから。
だから、危険でもあるし,成果も確認できない。
「成果」はただ自分の音だよね。

とにかく、その練習をやることで,何か見つけたい。
「見つからない」ことはないです。
ときには「これはよくない、おかしい」ということが見つかったりもする。
やりかたが間違ってるのかもしれないけどね。

目標がない。というわけではないんですよ
目標、というのが、昔とは、意味合いが変わってきたみたい。
「いつか」という時間も,なくなってきたかもしれない。

「いつか」なんて、そんな悠長なこと,言ってらんない。
というのが正直なところ・・・
あわわ。
でも、焦る気持ちは音楽の邪魔をする。

何を練習する時も,音楽にだけ,音にだけ,集中できるようにするんですよ。
と、自分に言い聞かせて練習しているわけです。
いっつも言い訳するし、都合が悪いと聞かなかったふりとかするから。

ほんとは、信頼できる先生に出会いたい。
そうできたら、幸せよね。

ダンスと太鼓で、先に見つかってしまったからさ。
しょうがないさ。

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by e-t-pf | 2009-01-14 14:21 | ピアノ練習覚え書き | Trackback | Comments(0)  

練習嫌いをなおすには?

中村紘子さんによれば「無理!」だそうです。
・・・しかしそれでは救いがないので、
少し考えてみます。

ピアノ弾くこと自体が、いやではない。
弾きたい曲はある。
でもやりたくない練習もある。
ということでしょうか。

たとえば、単純な基礎練習が、退屈。

生徒さんに、コルトーの予備練習をやってもらう場合。
これは、初心者は(知らない強みで)、言われた通りにやる。

再開組は、よろこんではやりませんね。
なんか「拘束感」を感じるそうです。
難しくはないんです。
楽譜を見せればできてしまう。
でも、正しく練習するのは、容易ではないのです。

ただ弾いていればいいわけではないので、
「はじめは自習はしないでください」というんだけど、
それでもちょっとやってみよう、と家で一人でやって、
うっかり「大っ嫌い感」を育ててしまう。

自分で、その練習の必要性を実感(頭での理解では足りない。実感)
できていないと,人から進められても、
つまらなさが先に立ってしまいます。

コルトーのテクニックが、ある程度できるようになっても・・・
別の難しさがある。
本当に動きが少なくて,単純な練習だから,
やりながら、心にいろんなことが浮かんでくる。

これが、怖いのかもしれない。

「ああ退屈」「正直、面倒」「次は何弾こうかな」「これから何食べよう」・・・
はっ。ああ、気が散ってしまう。
音に集中できない自分を,突きつけられてしまうんですよ。

そんなときこそ実はチャンスで,
そんなマイナスな気持ちを、切り替える練習ができる!!
と思ってください。
(思えたらそこでもう、成功してるんですけどね)

例えば、切り替える気持ちポイントを挙げてみると,
○自分の音 いわずもがな。
 でも,評価はしない。特に『がっかり』しない。
 冷静に観察するのはいいけど,『がっかり』したり喜んだり,
 感情に振り回されないようにしよう。

○メトロノームとのタイミング
 これも,評価はしない。もちろん、やりなおしてもいけない。
 メトロノームの音を「誰かの演奏」だと思って,アンサンブルしてください。

○自分の体(例えば指,手、腕はもちろん肩,背中,首,頭,顔。胸、おなか。
      足の裏,足の指,足首,すね,もも、骨盤。)
 これを全部、気にしなさい、ということではないです。
 いつもと違うところにちょっとだけ、一瞬でいいから
 気持ちを持っていってみよう,と思うだけでも十分。
 「やってみたけど,とても無理」だと思ったら,それで十分。
 もう一度音に集中して,次の音を弾こう。


 とにかく練習を滞らせないことを最優先に。
 とっとと終わらせるのです。さくさくと。

気持ちを切り替える練習。
自分の気持ちをコントロールする。
演奏する時に、テクニックだけでなく、音楽の表現にも、
必要な能力だろうと思います。

やりながら、否定的な気持ちが浮かんだら,チャンス。
テレビのチャンネルを変えるように,他のことにすりかえてしまう。
それが素早くできるようにする。
その練習だと思ってみてください。

以上,単純な練習の時の気の持ちようのアイディアでした。
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by e-t-pf | 2009-01-10 14:58 | ピアノ練習覚え書き | Trackback | Comments(0)