<   2008年 11月 ( 5 )   > この月の画像一覧

 

音楽をイメージする

ピアノを練習していて、案外抜け落ちやすい部分です。
その曲を、どんなイメージにしたいか。

演奏で、最終的にできるようになりたいこと、表現したいこと、
「表情豊かな演奏、音楽」は、「気持ち」の面も大きいです。
技術は、「こういう音楽にしたい」と思う気持ちが後押しして、
練習を進めていくうちに、ついてくるものです。

弾いている音楽がクラシックの名曲の場合、
すでに音楽の中に美しさ、しなやかさ、はあるので、
それをそのまま「感じて」「出したいと思う音」を「出そうとする」
ことに集中すれば、自然にしなやかな動きが「出ようとする」。
それは「考えて」するというより、「反応する」。
音楽の通りに、すればいい、ということなんです。

でも、心のどこかに「まだ自分には弾けない」という思い込みがあると、
その気持ちが体の反応の邪魔をして、不必要な緊張を生んだり、
緊張と弛緩のタイミングを狂わせたりする。

練習していて行き詰まったら、特に仕上げの段階で行き詰まったら、
その曲の「理想の演奏」を想像するか、お手本を聴くかして、
イメージを再構築しましょう。

「技術が十分でないと、きれいに演奏できない」という考えが浮かんだら、
今はどいていてもらいましょう。

初心者なのにすごくレガートがきれい、という証拠を目の当たりにして、
私は「やっぱり気持ち」との思いを新たにしたのでした。
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by e-t-pf | 2008-11-20 11:25 | ピアノ練習覚え書き | Trackback | Comments(0)  

レガートのはなし

まだ演奏経験がそう長くないのに、
すごくレガートがきれい、という人がたまにいます。
音符読めなかったり、運指でミスしたりはするんだけど、
レガートがとにかくきれい。
音もきれいです。

そういう人は、心のなかですごく音楽を歌っているみたいです。
ためしに声出して歌ってもらっても、歌える訳ではない。
でも、心の中で響いてる音が豊かなんでしょうね。

そして、自分の出す音をよく聴いてます。
タッチに気を使います。
きれいな音を出そう、としっかり思っています。

実は、子供の頃から弾いいる人でも、
レガートになってないことがあります。
一応レガートに近い演奏はできるんだけど、
(スラーが書いてあれば、音をきらずに弾く)
本当にきれいに、レガートで弾けているかというと、
なかなかうまくは行きません。

レガートは「なめらかに」と習うんだけど、
「しなやかさ」みたいなのも近いかな。と思います。

しなやかさは、緊張と弛緩のバランスで出す。
人間は生きているかぎり、緊張と弛緩のバランスは、
常にとり続けているのですって。
その精密さ、絶妙さは、ものすごいものですよ。

だから、誰でも常に、やっている。できている。
ただ、自分で今どうなっているのか、そんなに気にしたことないから、
必要なときに緊張して、弛緩する、というふうにコントロールしたいと思っても、
そうそう操れない、ということが問題。

そのためのいろいろなノウハウもあるけど、まずはとにかく、自分を観察。
自分の体の部品の、どこが緊張して、どこが緩んでいるのか。
観察してみましょう。

少ない動き、小さい動きの方がわかりやすいと思うので、
電車に乗って立ってるときとか、座ってるときとか、
歩いてるときとか、時々思いついたときに、気にしてみるとよいかも。

ピアノだからって、手、指ばかりでなく、
首とか、背中とか、足の指とか、関係なさそうなところも
気にしてみてね。つながってるんですから。

そしてレガートの演奏技術は、身近なお手本を参考に。
つまり、先生にお手本やってもらって、形も含め、まねをしましょう。

形も含め、ですよ。姿勢とか、手の形とか動かし方とか。
でも、「同じようにやってるように見える」かもしれないね。
でも、違いがわかった時が、できるとき。
単刀直入に、「どこがどう違うんですか」と、聞いてしまいましょう。

それから、音を聴くことです。
先生の音を聴き、CDなどお手本の音を聴き、
自分の音を聴くうちに、違いが聴こえてきて、
自分の弾いている音も、いつも同じではないのが
わかってきます。

「どうすればレガートになるのかな」
と考えながら弾かなくていいです。
「こんな感じで弾きたいな」と思いながら、
弾いてください。
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by e-t-pf | 2008-11-20 11:10 | ピアノ練習覚え書き | Trackback | Comments(0)  

生コージズキン

絵本作家のスズキコージさんの講演会にいってきました。
コージズキンさんがしゃべる?
朝から??どんなことを??

以前、コージズキンさんがスピーカ(拡声器)を使って歌っているのは
目撃したことがあるものの、講演???興味津々。
というわけで、朝から行って参りました〜。

会場には、バリで作ったというろうけつ染めがぐるりと飾られ、
なにやら怪しげな、ロマ音楽のようなCDが流され、
演台には、やはりあの、ペイントされたスピーカーが・・・。
やっぱり歌うのかな。わくわく。

さて、いよいよ始まると、やっぱり。
いきなりシンバルがジャンジャカ鳴って、
お面をかぶったコージズキンさんが登場。やっぱりこれだよね。

そして最新の絵本の話、DVDになった絵本の話、などなど、
制作の裏側もちょこちょこと暴露しつつ、おしゃべりは進んでいく。

そしてどうやらひとしきり、お話が落ち着いたところで、
あら??まだ30分ちょっとしか経ってないよ。

なんか今日は舌が好調らしく、ペースが早すぎた。
なので、参加者からの質問にお答え、というかたちで、
続きは進んでいきました。

おはなしを聞いてると、ほんとうに、飾り気のない方です。
ロックです。
スズキコージさんの本は、説教臭くないところがいいんです。
おしゃべりも、おんなじでした。
おもしろい。こどものいたずらみたいです。

エラソーにする必要がないんだなあ。
うらやましいです。
私なんか、自分に自信がないから、なんかエラソーにしたくなるもんね。
そして、そんな自分がいやなんだよね。くうううう〜〜〜〜、情けない・・

なんと、今年還暦だそうです。
「ニール・ヤングと、イギー・ポップと、鈴木宗男と同い年」
ウケる〜〜〜〜〜。

子供向けのワークショップを、いろいろやっているそうです。
いいなあ。いっしょにお面作って、パレードしたい。

かけていらした眼鏡が、スゴかったです。
デンマーク製で、フレームの縁をフリーハンドで書いたものだそうで、
右と左の形が違うんだって。
コージズキンさんが書いたわけではないそうですが。
やっぱり、アーティストって、そういう細かいところが、なんかかっこいいよなあ。

好きな画家は?と聞かれて、フンデルトワッサーと答えていました。
お家とか、車とか、コージズキンさんも作ってみたいのだそうです。
コージズキンハウス。みてみたい〜〜。
日本では難しいのかなあ。
もし作られることがあったら、ぜひ音楽とか演奏できて踊れる広場も、
つけてほしいなあ。

そしていつの間にかお時間となり、コージズキンさん退場。
ラッパを吹き鳴らしながら、去ってゆかれました。

コージズキンワールド、久しぶりに味わいました。

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ここなっつ音楽教室
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by e-t-pf | 2008-11-14 16:25 | お気に入り♪ | Trackback | Comments(0)  

ニューヨークのアフリカンダンスクラス

昨日、テレビのニュース番組で、「ニューヨークで今話題の、アフリカンダンス」が
紹介されてました。

紹介されていたのはセネガルの先生がやっている教室で、
踊っていたのは「スヌ」だったように見えました。
「結婚式など、お祝いで踊るリズム」と言っていました。

私が気になったのは、アナウンサーさんが、はじめにいった言葉。
「気持ちの赴くまま、自由に表現する踊り」。
そういわれると、動きは自由でいいのだ、と思う人がいるんじゃないかなあ。

アフリカでは、リズムは言葉、なのだそうです。
ダンスの動きは、見えるリズム。だからやっぱり言葉。
言葉を気持ちの赴くまま、自由に操れるかというと・・・
う〜ん、私にとっては、自由に操れているとは、思えないときもあるかも。
「うまく伝えられない!!」と思うことがよくある。

おしゃべりしてて、打てば響くような受け答えが帰ってくると、気持ちいいですよね。
名人の太鼓とダンスを見ていると、単に「ぴったり合ってる」なんてもんじゃない、
深いコミュニケーションがとれている感じがする。
音楽とダンス、ならではのコミュニケーションだなあ、と思える。

では、ステップを知らないと踊れないのかというと、
そんなことはないです。
実際、私がアフリカに行ったとき、同行した人の中には、
全く踊りを習ったことがない人もいました。

でも、太鼓を心から感じて、「踊りたい!」と思って、
踊りの輪の中に入っていって、見よう見まねで踊ったり、
自分なりの動きで踊ったりすると、ドラマーも、周りで見ている人たちも、
とっても喜んでくれた。
それは、コミュニケーションとして成立した、ということだと思う。

だから、「気持ちの赴くままに自由に」踊っても、いいんです。
けどね。

クラスで習うときには、それだけを目的にすると、教える方は寂しいかも。
やはり指導者としては、
「これを学んでくれると、より深くアフリカの音楽文化がわかる。」
そう思って、同じステップを繰り返し練習したり、姿勢を注意したり、
リズムの説明をしたり、歴史の話をしたり、いろいろするわけです。

私の場合、はじめは「ダンスなんて無理です」と拒絶してたんだけど、
「太鼓叩きたかったら、踊れないとダメ」ということがわかって、
おそるおそる挑戦してみたのです。

すると、はじめは、自分にできるレベルで踊っていい。
とにかく太鼓を感じて、味わって、楽しんで。それが何よりも大事。
と言われて、「そうか、それなら恥ずかしがる必要ないんだ!」と思えた。
実際、踊ってみたら、楽しかった。

そういう意味では、「心の赴くままに、自由に」踊ってたんでしょうね。
でも、まずは動き方を教えてもらった方が、踊りのシロートにはありがたい。
だって、手がかりがないんだから。
「さあ、何でも自由に踊っていいんだよ」と放り出されても、動けないもんね。

さて、朝テレビでそのニュースを見ながら、私は、
「この教室へ行ったら、このステップなら踊れるなあ♪」
と、ちょっとうれしくなりました。

アメリカやヨーロッパでは、かなり以前から、このような教室は
たくさんあったんだそうです。
ただ、アフリカ系の人以外が習うようになってきたのは、最近らしいです。
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by e-t-pf | 2008-11-08 12:12 | ジェベバラ。アフリカの智慧 | Trackback | Comments(0)  

5万年前

「人間」の祖先集団が、アフリカ大陸を出たのが、
5万年前、と言われているらしいですね。
そして、世界中に広まって行った。

足跡なんかも、残っているんだそうです。
親子3人。子供はスキップしてるんだって。

「歌」も歌ったんだろうか。
このころ、「音楽」は、どんなふうだったんだろう。

私が「アフリカ」に惹かれたのは、これだったのかも知れません。
「ルーツ」を知りたい。「人間にとっての、音楽のルーツ」。
なんてことを、思ってしまった。

なんでそんなこと思ったのかというと、自分の演奏に悩んだから。
なぜ私は音楽をやっているのか?一度悩んでしまうと、大変な問題。

「音楽に選ばれた」かのような人もいるんですよ。
いわゆる「才能のある人」。

私は、明らかにそうじゃない。ということに、だんだんと気づいていったのでした。
そう認めるのは、とても残念で寂しいことではありますが、仕方がない。

しかし、決してあきらめているわけではなく、
悩みながらも、続けてきているのです。とっても前向きです。本当です。
自分の中での「音楽」を模索する。楽しんでやってます。

さて「人間と音楽」について、少しでも知りたい、と思うようになると、
そもそも「人間のはじまり」って、どんなふうだったんだろう。
なので「5万年前」。

そしてアフリカです。
縁あって、実際に太鼓を習い、ダンスを習ってみると、
なんだか、素直になれるなあ。と思った。
小難しいこと考えるより、感じることが先、という感じ。

そして、それは師匠が特に大切にしていたことだったんだ、ということも、
だんだんとわかってきました。
気持ちを音楽に対して素直に。クリアーに。
師匠は何よりもそれを大事にしていたんだなあ。

師匠の言う「アフリカらしさ」は、見た目やサウンドの「らしさ」ではなく、
音楽に対する姿勢、気持ち、態度、のことなんだろう、と私は思う。

「調和の太鼓」私たちが習っている太鼓は、そういう名前なんだよ、
と教わりました。
「調和」という役目を担っている太鼓。
その楽器で音を出す。
調和を生み出すために、音を出す。

私は太鼓やダンスを習いながら、その奥底にあるものを、少しでも理解したい、
と思ってきました。
調和、ということについても。簡単にわかるものではないから。

すると、面白いことが起こってきました。
ピアノ、クラシックにも同じことが言えてくる。
人間として素直に、ピアノを弾いている。

そうなってくると、使う楽器、ジャンルはもう関係ない。
人が、どんな考えで音楽をやっているか。そして自分は?

最近、人間がなぜ「音楽」を生み出したのか、
わかるような気がすることがあります。すぐ消えちゃうんだけどね。

でも、人間てやっかい。音楽をやることで、悩みも生まれる。
これが、人間なんでしょうね。
だから「調和の太鼓」を、作り出す必要があったんでしょう。
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by e-t-pf | 2008-11-05 15:19 | ジェベバラ。アフリカの智慧 | Trackback | Comments(0)