カテゴリ:ピアノ練習覚え書き( 34 )

 

こんなはずじゃない

演奏する時に、迷いがある。
これに関連して。

自分で自分の演奏を決められない。
なにを練習していいのか、わからない。
だから先生に教えてもらう、ということでは、
あるんですが

音楽の場合、やはり音を出す時には
何か、決めている。

はずなのですが
そこにはっきりとした自覚はない。

そこが問題かもしれません。

「そうか、自分はこう弾こうと決めたんだな」
あとから再認識でもいいかもしれません。

こう決めたから、今こんな風に弾いたんだ。
それを認める、ということかもしれません。

「こんなじゃずじゃない」
「こんな演奏にしたいわけじゃない」

でも実際に音を出してるのは自分だから。

深刻に考える必要はないし、
そうはっきりと自覚して弾いているつもりはない人でも、
隣で聞いていると、
迷っている音と、迷ってない音は、わかります。

自分で気づいてなくても、決めている。

再確認するだけでよいと思います。
そこに「評価」は入れないのも、大切です。
[PR]

by e-t-pf | 2010-05-28 14:26 | ピアノ練習覚え書き  

やる気が無い時は。ドライに練習

いつもいつも楽しくはできない、ピアノの練習。

飽きてくる。
行き詰まる。
ここから、どう仕上げていけばいいの?
ちょっと先が見えなくなる感じがしたりします。

まだ譜読み中の人は・・・
真にあうのか??
暗譜で出来るのか?

まあ練習を進めていくと
そういうことは必ずあります。

さて
練習してもしても
変化がない感じがする
上達している感じがしない
ということで
焦りを感じる人も出て来ます

この「感じ」こいつがくせもの。
いい「感じ」が来てるときは
それにのって、気分良く弾けばいいんだけど
いやな「感じ」が来始めると
練習していて、楽しくない

でも、
楽しくないから弾かない、というわけにも行かない
弾かないでいたら、不安だもんね!

そんなときは
機械的に、弾きましょう!
メトロノームにあわせるとか、
ハノンみたいなものを黙々と弾くとか

あとは
簡単に弾けるレパートリーの
ブラッシュアップも、いい方法です
(ただし、ちょっと弾いてみて危うい感じがしたら、
 深追いはやめましょう)

とにかく
できるだけ「感じ」や「気分」と離れる方向へ

「音楽」の練習にそれって??
と思うかもしれませんが
「技術」のためには、気分に頼るのは、よくないです
淡々と
粛々と
技術を磨く時間も、あっていい。

というわけで
私自身
本番のつもりで弾いてへこんだ後は
この方法で練習時間を稼ぎます
[PR]

by e-t-pf | 2010-05-11 15:15 | ピアノ練習覚え書き  

向上心

大人の生徒さんがいうことに
「あんまり上達してる感じがしない」
「だんだん、弾いてて楽しくなくなってきた」
「難しくなってきた」
「前ほど、練習しなくなった」
というのがよくあります。

上達してないわけないんだけど、自分の中では、
「もっと弾けるようになっていたい」という気持ちが強くて、
自分の進み方が、十分とは思えない。

この「向上心」、案外やっかいかもしれません。
これだけに捕われていると、自分の演奏を冷静に聴かなくなる。
向上心に捕われているときは、向上心を満たしたくて、ピアノを弾いている。
向上心を満たすことが、目的になっているのかもしれません。

でも「向上心」は、「ダメダメ、こんなんじゃ、まだまだ!」と言い続ける。
だから向上心なんでしょうね。

すると、演奏もそういうものになって行きます。
否定する、ということが、どうしても入っている。
こういう演奏は、聴いていて不安になります。

小さい子供の演奏や、初心者の人の演奏が、なぜか温かい気持ちを呼び起こすのは、
彼らが「今」に一生懸命だから、だと思います。

技術がつき、欲が出てくると、だんだんと心の中で何かが、邪魔しだす。
「功名心」「向上心」「不安感」などなど・・・

どんな気持ちで、音楽をやりたいのか。
見直してみると、いろいろ出てきそうです。
[PR]

by e-t-pf | 2009-07-27 14:19 | ピアノ練習覚え書き  

弾き方を変える

私は音大ピアノ科でも、成績は大したことありませんでした。
謙遜ではありません。ほんとうです。
要するに、その他大勢、ピラミッドの下の方。よくて真ん中??

なんか前にも、こういうこと言ってたかも。
でも別に、言い訳じゃあないからね。

小さい頃から、なまずゆびに悩まされ、手が大きくならず。
大学になるとさらに、左手小指の関節の一部が、機能してないことが判明。
(理由は不明。今でも動いてません。でも動かす練習はしてます)
ピアノ弾きとしては、たいへん困ったちゃんでした。

で、何が言いたいのかというと、
だから私はいつも、自分の演奏を、
「変える必要がある。変えたい」と思っていた、ということです。

だって下手でしょうがないんだもん。
「なんとかしなさい!!」っていつも先生から言われてたし。
(しかし、だから練習をがむしゃらに、というふうにはいかなかった。
 根性の面でも、困ったちゃん。)

上手な人、小さい頃から、比較的手がかからずに上達していた人のなかには、
そんなふうに(変えたいと)思わない人も、いるらしい。
だって、必要性がないもんね。
自分の思うように練習すれば、成果が上がっていたわけだから。

ところが、年を取るにつれて、演奏に変化が出ます。
体が変わるから。
力もなくなるし、集中力も落ちてくる。
技術的なピークが、大学卒業時あたりで、そこからは
練習時間が減るにつれて、下り坂に・・・

そして、久しぶりにキツいレパートリーをやってみたら、
腕や手に違和感が。
前腕が張る。なかなか張った感じが治らない、などなど・・・

なにかトラブルがあったら、私は、自分のやってることが、
なにかおかしいのかな??と考えます。
ほとんど癖で、そう思ってしまいます。
実際おかしかったし。

しかし、自分の弾き方に疑問を持たない人もいる。
湿布とかマッサージで、火照った手をさまして、また練習する。
でも、同じことやったら、また同じように手が悲鳴あげてしまう。

そもそも「弾き方」って??
いわゆる「上手な人」は「そういうことは別に気にしてない」。
確かに、私よりははるかに、いい弾き方なんですよ。
ただ、完璧ではない。もっと良くする余地あり。

例えば、7割よくて、改良の余地のある3割。
その3割が、長い年月の積み重ねで、体によくない変化を起こさせてしまう。

そうなって初めて、「なんとかしよう」と思う。
でも、いざ直そうとすると、「上手な人」は、抵抗を感じるようです。

変えようと思ったら、ニュートラルにする必要があります。
クセがでないように、ゼロにする。
せっかく積み上げてきたものを、ゼロに!!
確かに抵抗あるでしょうね。

でも、ゼロにするって言っても、消えてなくなっちゃうわけではない。
もう2度と、今までの弾き方で弾いてはいけない、というわけではない。

ただ、試してほしいのです。
試すためには、空っぽになった方がいい。
空っぽにして試してみて、それから、どのやり方を選ぶかを考えればいい。

私は、その「空っぽにする感じ」がおもしろい。
それで、自分がどうなるのかが、おもしろい。
楽しみです。
簡単ではないです。空っぽにしてるつもりだけど、そう簡単にはいきません。

だから、私の進歩は、のろいです。
学校卒業して、ここまで来るのに、恐ろしいほど時間がかかってしまった。
でも、ありがたいことに、手にトラブルは起こしてません。

太鼓叩いて大丈夫なの?と言われるけど、
太鼓だって楽器だから、全く大丈夫です(私はね)。
ピアノよりも、遥かに単純な動きだけに、
自分の体の左右バランスを見るのに、最適です。
よりシビア、とも言えます。

ピアノは動きが複雑だから、いつ無理な動きをしていたのか、
見逃してしまうんですよ。

でも、自分のことなのに、頭も体も心も、言うこときいてくれないもんね。
頭が命令出して体が動くのか。
体の感覚に、頭が反応してるのか。
心の状態が、助けているのか邪魔しているのか。

まったく、ややこしい。

なにはともあれ、
自由自在に弾いたり踊ったり、できたらなあ。
と思ってしまうなあ。
夢ですねえ。
[PR]

by e-t-pf | 2009-02-22 15:18 | ピアノ練習覚え書き  

行き詰まり

社会人になってから、ピアノをはじめる生徒さん。
最近増えておりますが、やっぱりみなさん、
「続けること」に苦労されますね。

やる気はあるのに、仕事の都合で続けられない。
なかなか上達の実感がえられず、やる気がなくなってきてしまう。
他に興味が移っちゃう。

まあいろいろなのですが、他の楽器をやったことがある方は、
楽器の演奏技術の習得には時間が必要、ということが
ちゃんとわかっているので、とにかく岩にかじりついてでも、
レッスンには通ってきてくれます。

そういう人には、具体的な練習方法のアドバイスを、
いいタイミングで出してあげられれば、大丈夫です。

難しいのは、やる気が失せてしまいそうな人。
そう言う人には、悩みを語ってもらいます。

まあ、思い切って愚痴ってもらう、っていうことです。
すると、だいたい、
「練習しても、上達しているとは思えない。」
「自分の弾いてるのが、ヘタで、いやになっちゃう。」
という言葉が出てきます。

そんな時に必要なのは、まずは、安心です。
1曲全部は難しくても、どこか「ここはOK」と思える演奏が出来るように。
ひとつ、小さいOKができたら、それの積み重ねをしていけばいい。

でも,
OKをどうしても出せないことが多いようです。
こっちがほめても、「でもここがまだダメで・・・」って言い出す。
「そうですね。よかった♥」とはならない。
正直「先生がいいって言ってるんだから、信じて」
と言いたくなる。

それと、想像力です。
ピアノを弾いて間もない状態。って、どんなかな。
知恵を絞ります。

自分は、子供の頃から今まで、ピアノをやめたことがない。
生徒さんとは、その点がすでに、大きな違いです。
大人になってから、だと、違いますからね。

自分のやってきたことをやってもらおうとしても、
あまり、うまくは行かないことが多いです。

小さい頃に思った、楽譜の仕組みについての疑問とか、
初めて楽譜を見た時の気持ちとか、
たくさんの鍵盤の中から、目指す鍵盤が見つからない、とか、
どっちの手をどう動かせばいいのかとか、
そういうことは、もう思い出しにくいのですよ。

そんなとき、自分が何か別の習い事をしていると、
そのことから、思いつくことが出来ます。

だから、指導者は、学習者でもいた方が、いい指導が出来ると思います。
「できない!難しい!」という思いを常にしていた方が、いいです。
(もちろんピアノも勉強はし続けてるんだけどね。
 先に行ってるってことだから、また違います)

生徒として先生の前にいると、先生が「待っててくれる」感じが、
一番ありがたい、ということがわかります。

置き去りにされると、寂しくなってしまって、
音楽どころじゃなくなってしまいます。

なので私は「焦らず待とう」と、思うのでした。
(これは自分の課題です)
[PR]

by e-t-pf | 2009-02-09 13:00 | ピアノ練習覚え書き  

演奏テクニック、というものについて

ピアノの演奏テクニック、いろいろな方法論があるようです。

最近,たくさんの本が次から次へ出版されるようになってきて,
なんでこう、どんどんでるのかなあ。
変わってきてるってことなのかなあ。
と、不思議でした。

確かに,変わってきているみたい。
昔の偉大なピアニストの本は,変わらずにロングセラーだけど。
新しい考え方から出てきた,演奏技術が登場してきている。

私にとっては,興味深いし,ありがたい。

私は,「演奏テクニック」をあまり明確に教わってないです。
音楽大学にピアノ科で入学したものの,実力は大したことなかったので,
学校では課題曲をこなすだけで、いっぱいいっぱい。

レッスンで師事していた先生の、演奏テクニックを受け継いでいく,
ことになったはずだとは思うんだけど,
全く未熟で、そんなところまで、指導できずに終わった,という感じ・・・。

先生は、がっかりだったろうなあ。ごめんなさい。

そんなレベルの私なので,今になっても、
演奏技術をなんとかしたい、とあれやこれや悩むわけです。
で、いろんな本を見てみたくなるわけです。

いろいろ試すと,いろいろ分かります。
本だけをたよりにやるから,それが正しいのかどうかは,わかりません。
でも、やってみると、何かしら変化は起こる。

そもそも私は「自分の演奏法」みたいなものがないので、
変わることには抵抗がない。

とにかく、いいと思う方へ変わり続けるしかない。
日々,そう思って弾いている感じですか。

何かメソッドを練習してるとき,それを「できるようにしたい」
と思って、やってはいないかな。
やってみるとどうなるのか、興味を持ってやる。

だって、どうなった状態が「できた」のか、教えてもらえないから。
だから、危険でもあるし,成果も確認できない。
「成果」はただ自分の音だよね。

とにかく、その練習をやることで,何か見つけたい。
「見つからない」ことはないです。
ときには「これはよくない、おかしい」ということが見つかったりもする。
やりかたが間違ってるのかもしれないけどね。

目標がない。というわけではないんですよ
目標、というのが、昔とは、意味合いが変わってきたみたい。
「いつか」という時間も,なくなってきたかもしれない。

「いつか」なんて、そんな悠長なこと,言ってらんない。
というのが正直なところ・・・
あわわ。
でも、焦る気持ちは音楽の邪魔をする。

何を練習する時も,音楽にだけ,音にだけ,集中できるようにするんですよ。
と、自分に言い聞かせて練習しているわけです。
いっつも言い訳するし、都合が悪いと聞かなかったふりとかするから。

ほんとは、信頼できる先生に出会いたい。
そうできたら、幸せよね。

ダンスと太鼓で、先に見つかってしまったからさ。
しょうがないさ。

♪お知らせ ♪♪
ここなっつ音楽教室
(e-t-pfの教室)のご紹介サイトを、新しくしました。
教室のご案内、アフリカンダンスの練習スケジュールなど、
こちらをごらんくださいませ。↓

・・・e-t-pfのサイト: ここなっつ音楽教室
・・旧サイト(教室のもっと詳しいご案内、その他): Coconuts Music Island


☆ランキングです☆
↓下のボタンをクリック↓お願いします↓
 
音楽ブログランキング


にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ
[PR]

by e-t-pf | 2009-01-14 14:21 | ピアノ練習覚え書き  

練習嫌いをなおすには?

中村紘子さんによれば「無理!」だそうです。
・・・しかしそれでは救いがないので、
少し考えてみます。

ピアノ弾くこと自体が、いやではない。
弾きたい曲はある。
でもやりたくない練習もある。
ということでしょうか。

たとえば、単純な基礎練習が、退屈。

生徒さんに、コルトーの予備練習をやってもらう場合。
これは、初心者は(知らない強みで)、言われた通りにやる。

再開組は、よろこんではやりませんね。
なんか「拘束感」を感じるそうです。
難しくはないんです。
楽譜を見せればできてしまう。
でも、正しく練習するのは、容易ではないのです。

ただ弾いていればいいわけではないので、
「はじめは自習はしないでください」というんだけど、
それでもちょっとやってみよう、と家で一人でやって、
うっかり「大っ嫌い感」を育ててしまう。

自分で、その練習の必要性を実感(頭での理解では足りない。実感)
できていないと,人から進められても、
つまらなさが先に立ってしまいます。

コルトーのテクニックが、ある程度できるようになっても・・・
別の難しさがある。
本当に動きが少なくて,単純な練習だから,
やりながら、心にいろんなことが浮かんでくる。

これが、怖いのかもしれない。

「ああ退屈」「正直、面倒」「次は何弾こうかな」「これから何食べよう」・・・
はっ。ああ、気が散ってしまう。
音に集中できない自分を,突きつけられてしまうんですよ。

そんなときこそ実はチャンスで,
そんなマイナスな気持ちを、切り替える練習ができる!!
と思ってください。
(思えたらそこでもう、成功してるんですけどね)

例えば、切り替える気持ちポイントを挙げてみると,
○自分の音 いわずもがな。
 でも,評価はしない。特に『がっかり』しない。
 冷静に観察するのはいいけど,『がっかり』したり喜んだり,
 感情に振り回されないようにしよう。

○メトロノームとのタイミング
 これも,評価はしない。もちろん、やりなおしてもいけない。
 メトロノームの音を「誰かの演奏」だと思って,アンサンブルしてください。

○自分の体(例えば指,手、腕はもちろん肩,背中,首,頭,顔。胸、おなか。
      足の裏,足の指,足首,すね,もも、骨盤。)
 これを全部、気にしなさい、ということではないです。
 いつもと違うところにちょっとだけ、一瞬でいいから
 気持ちを持っていってみよう,と思うだけでも十分。
 「やってみたけど,とても無理」だと思ったら,それで十分。
 もう一度音に集中して,次の音を弾こう。


 とにかく練習を滞らせないことを最優先に。
 とっとと終わらせるのです。さくさくと。

気持ちを切り替える練習。
自分の気持ちをコントロールする。
演奏する時に、テクニックだけでなく、音楽の表現にも、
必要な能力だろうと思います。

やりながら、否定的な気持ちが浮かんだら,チャンス。
テレビのチャンネルを変えるように,他のことにすりかえてしまう。
それが素早くできるようにする。
その練習だと思ってみてください。

以上,単純な練習の時の気の持ちようのアイディアでした。
[PR]

by e-t-pf | 2009-01-10 14:58 | ピアノ練習覚え書き  

音楽をイメージする

ピアノを練習していて、案外抜け落ちやすい部分です。
その曲を、どんなイメージにしたいか。

演奏で、最終的にできるようになりたいこと、表現したいこと、
「表情豊かな演奏、音楽」は、「気持ち」の面も大きいです。
技術は、「こういう音楽にしたい」と思う気持ちが後押しして、
練習を進めていくうちに、ついてくるものです。

弾いている音楽がクラシックの名曲の場合、
すでに音楽の中に美しさ、しなやかさ、はあるので、
それをそのまま「感じて」「出したいと思う音」を「出そうとする」
ことに集中すれば、自然にしなやかな動きが「出ようとする」。
それは「考えて」するというより、「反応する」。
音楽の通りに、すればいい、ということなんです。

でも、心のどこかに「まだ自分には弾けない」という思い込みがあると、
その気持ちが体の反応の邪魔をして、不必要な緊張を生んだり、
緊張と弛緩のタイミングを狂わせたりする。

練習していて行き詰まったら、特に仕上げの段階で行き詰まったら、
その曲の「理想の演奏」を想像するか、お手本を聴くかして、
イメージを再構築しましょう。

「技術が十分でないと、きれいに演奏できない」という考えが浮かんだら、
今はどいていてもらいましょう。

初心者なのにすごくレガートがきれい、という証拠を目の当たりにして、
私は「やっぱり気持ち」との思いを新たにしたのでした。
[PR]

by e-t-pf | 2008-11-20 11:25 | ピアノ練習覚え書き  

レガートのはなし

まだ演奏経験がそう長くないのに、
すごくレガートがきれい、という人がたまにいます。
音符読めなかったり、運指でミスしたりはするんだけど、
レガートがとにかくきれい。
音もきれいです。

そういう人は、心のなかですごく音楽を歌っているみたいです。
ためしに声出して歌ってもらっても、歌える訳ではない。
でも、心の中で響いてる音が豊かなんでしょうね。

そして、自分の出す音をよく聴いてます。
タッチに気を使います。
きれいな音を出そう、としっかり思っています。

実は、子供の頃から弾いいる人でも、
レガートになってないことがあります。
一応レガートに近い演奏はできるんだけど、
(スラーが書いてあれば、音をきらずに弾く)
本当にきれいに、レガートで弾けているかというと、
なかなかうまくは行きません。

レガートは「なめらかに」と習うんだけど、
「しなやかさ」みたいなのも近いかな。と思います。

しなやかさは、緊張と弛緩のバランスで出す。
人間は生きているかぎり、緊張と弛緩のバランスは、
常にとり続けているのですって。
その精密さ、絶妙さは、ものすごいものですよ。

だから、誰でも常に、やっている。できている。
ただ、自分で今どうなっているのか、そんなに気にしたことないから、
必要なときに緊張して、弛緩する、というふうにコントロールしたいと思っても、
そうそう操れない、ということが問題。

そのためのいろいろなノウハウもあるけど、まずはとにかく、自分を観察。
自分の体の部品の、どこが緊張して、どこが緩んでいるのか。
観察してみましょう。

少ない動き、小さい動きの方がわかりやすいと思うので、
電車に乗って立ってるときとか、座ってるときとか、
歩いてるときとか、時々思いついたときに、気にしてみるとよいかも。

ピアノだからって、手、指ばかりでなく、
首とか、背中とか、足の指とか、関係なさそうなところも
気にしてみてね。つながってるんですから。

そしてレガートの演奏技術は、身近なお手本を参考に。
つまり、先生にお手本やってもらって、形も含め、まねをしましょう。

形も含め、ですよ。姿勢とか、手の形とか動かし方とか。
でも、「同じようにやってるように見える」かもしれないね。
でも、違いがわかった時が、できるとき。
単刀直入に、「どこがどう違うんですか」と、聞いてしまいましょう。

それから、音を聴くことです。
先生の音を聴き、CDなどお手本の音を聴き、
自分の音を聴くうちに、違いが聴こえてきて、
自分の弾いている音も、いつも同じではないのが
わかってきます。

「どうすればレガートになるのかな」
と考えながら弾かなくていいです。
「こんな感じで弾きたいな」と思いながら、
弾いてください。
[PR]

by e-t-pf | 2008-11-20 11:10 | ピアノ練習覚え書き  

流れを止めないために

具体的な練習:

音楽の流れを作る音は、まず土台になるバス。
バス中心に弾いていって、ほかのパートは何となく口ずさむように、
心の中で流していて、イン・テンポで通していく。

つまり、弾いてる音は少ないけど、イメージでは音楽はできてる感じ。
そして、それを「中断しない」集中力。
どうしても弾けなくなっても、心の中で歌ってて、
また入れるところから入れば、音楽の流れは壊さない。
流れをキープする、そのことが大事。
ついつい、止まっちゃうからね。

こういうことができるように、役に立つのが、
初見演奏とか、伴奏付け。

私は初見演奏は、超初級レベルを「息抜き」のつもりでやります。
バイエル下巻レベルの子に、「オルガン・ピアノ」の1巻とか。
音が簡単で短いから、「楽にできる」感じがする。

これ、大人の人にもお勧めです。
以前にやった本でもいいから、1ページ目から順に、
一発勝負で、弾いていく。できたら次へ、どんどん弾いていく。
だんだん、「一発勝負」な感じが、身に付いてきます。
以前はできなかったことが、できるようになってたり、
そういうことがわかるのも、うれしいですよ。
(前よりヒドイ、という状態になってしまったら、
 もっと簡単なレベルの本をやってね。)

ピアノの練習って
「できないことを、練習して、だんだんできるようにする」
ことがほとんどだけど、実は音楽としてはよくない。
「無理してる音楽」しか、表現してないことになるから。

「楽々できる」レベル(初級用、入門用教材)、
「ちょうど気持ちよく弾ける」レパートリー、
「もう少しでできそうな」レパートリー、
「とても無理な」レパートリー、
いろんなレベルの曲を、組み合わせて練習した方がいい。

音楽を演奏するときの、「気持ち」も自分で確認してほしい。
心の中が「難しい、なかなかできない」ばっかりになってしまうと、
「ピアノを弾くことは無理をすることだ」と刷り込まれてしまう。
すると、体が緊張する。ますます動かなくなる。

それを外すためにも、超初級教材初見演奏は、おすすめなのですよ。
「チョロいじゃん♪」と思って、ミスなく弾ける。
その「できる」感覚が大事。

(大人の方で、子供用教材を使われて、ちょっとカチンと来てる人がいたら、
 以上のような理由から、その本を用意されたと思いますよ。
 おこらないでね。)
[PR]

by e-t-pf | 2008-10-07 10:24 | ピアノ練習覚え書き