2009年 02月 09日 ( 1 )

 

行き詰まり

社会人になってから、ピアノをはじめる生徒さん。
最近増えておりますが、やっぱりみなさん、
「続けること」に苦労されますね。

やる気はあるのに、仕事の都合で続けられない。
なかなか上達の実感がえられず、やる気がなくなってきてしまう。
他に興味が移っちゃう。

まあいろいろなのですが、他の楽器をやったことがある方は、
楽器の演奏技術の習得には時間が必要、ということが
ちゃんとわかっているので、とにかく岩にかじりついてでも、
レッスンには通ってきてくれます。

そういう人には、具体的な練習方法のアドバイスを、
いいタイミングで出してあげられれば、大丈夫です。

難しいのは、やる気が失せてしまいそうな人。
そう言う人には、悩みを語ってもらいます。

まあ、思い切って愚痴ってもらう、っていうことです。
すると、だいたい、
「練習しても、上達しているとは思えない。」
「自分の弾いてるのが、ヘタで、いやになっちゃう。」
という言葉が出てきます。

そんな時に必要なのは、まずは、安心です。
1曲全部は難しくても、どこか「ここはOK」と思える演奏が出来るように。
ひとつ、小さいOKができたら、それの積み重ねをしていけばいい。

でも,
OKをどうしても出せないことが多いようです。
こっちがほめても、「でもここがまだダメで・・・」って言い出す。
「そうですね。よかった♥」とはならない。
正直「先生がいいって言ってるんだから、信じて」
と言いたくなる。

それと、想像力です。
ピアノを弾いて間もない状態。って、どんなかな。
知恵を絞ります。

自分は、子供の頃から今まで、ピアノをやめたことがない。
生徒さんとは、その点がすでに、大きな違いです。
大人になってから、だと、違いますからね。

自分のやってきたことをやってもらおうとしても、
あまり、うまくは行かないことが多いです。

小さい頃に思った、楽譜の仕組みについての疑問とか、
初めて楽譜を見た時の気持ちとか、
たくさんの鍵盤の中から、目指す鍵盤が見つからない、とか、
どっちの手をどう動かせばいいのかとか、
そういうことは、もう思い出しにくいのですよ。

そんなとき、自分が何か別の習い事をしていると、
そのことから、思いつくことが出来ます。

だから、指導者は、学習者でもいた方が、いい指導が出来ると思います。
「できない!難しい!」という思いを常にしていた方が、いいです。
(もちろんピアノも勉強はし続けてるんだけどね。
 先に行ってるってことだから、また違います)

生徒として先生の前にいると、先生が「待っててくれる」感じが、
一番ありがたい、ということがわかります。

置き去りにされると、寂しくなってしまって、
音楽どころじゃなくなってしまいます。

なので私は「焦らず待とう」と、思うのでした。
(これは自分の課題です)
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by e-t-pf | 2009-02-09 13:00 | ピアノ練習覚え書き | Trackback | Comments(3)