レガートのはなし

まだ演奏経験がそう長くないのに、
すごくレガートがきれい、という人がたまにいます。
音符読めなかったり、運指でミスしたりはするんだけど、
レガートがとにかくきれい。
音もきれいです。

そういう人は、心のなかですごく音楽を歌っているみたいです。
ためしに声出して歌ってもらっても、歌える訳ではない。
でも、心の中で響いてる音が豊かなんでしょうね。

そして、自分の出す音をよく聴いてます。
タッチに気を使います。
きれいな音を出そう、としっかり思っています。

実は、子供の頃から弾いいる人でも、
レガートになってないことがあります。
一応レガートに近い演奏はできるんだけど、
(スラーが書いてあれば、音をきらずに弾く)
本当にきれいに、レガートで弾けているかというと、
なかなかうまくは行きません。

レガートは「なめらかに」と習うんだけど、
「しなやかさ」みたいなのも近いかな。と思います。

しなやかさは、緊張と弛緩のバランスで出す。
人間は生きているかぎり、緊張と弛緩のバランスは、
常にとり続けているのですって。
その精密さ、絶妙さは、ものすごいものですよ。

だから、誰でも常に、やっている。できている。
ただ、自分で今どうなっているのか、そんなに気にしたことないから、
必要なときに緊張して、弛緩する、というふうにコントロールしたいと思っても、
そうそう操れない、ということが問題。

そのためのいろいろなノウハウもあるけど、まずはとにかく、自分を観察。
自分の体の部品の、どこが緊張して、どこが緩んでいるのか。
観察してみましょう。

少ない動き、小さい動きの方がわかりやすいと思うので、
電車に乗って立ってるときとか、座ってるときとか、
歩いてるときとか、時々思いついたときに、気にしてみるとよいかも。

ピアノだからって、手、指ばかりでなく、
首とか、背中とか、足の指とか、関係なさそうなところも
気にしてみてね。つながってるんですから。

そしてレガートの演奏技術は、身近なお手本を参考に。
つまり、先生にお手本やってもらって、形も含め、まねをしましょう。

形も含め、ですよ。姿勢とか、手の形とか動かし方とか。
でも、「同じようにやってるように見える」かもしれないね。
でも、違いがわかった時が、できるとき。
単刀直入に、「どこがどう違うんですか」と、聞いてしまいましょう。

それから、音を聴くことです。
先生の音を聴き、CDなどお手本の音を聴き、
自分の音を聴くうちに、違いが聴こえてきて、
自分の弾いている音も、いつも同じではないのが
わかってきます。

「どうすればレガートになるのかな」
と考えながら弾かなくていいです。
「こんな感じで弾きたいな」と思いながら、
弾いてください。
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by e-t-pf | 2008-11-20 11:10 | ピアノ練習覚え書き | Trackback | Comments(0)  

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