「練習」をどうやるか

大人の生徒さんについて。
なぜピアノのレッスンをするのか。
いろいろなケースがあります。
具体的な目標がある人(学校の先生、保育士の資格などなど)
特に具体的な目的はなく、漠然と弾いてみたい人、
そして「返り咲き」の人。いろいろです。

返り咲きの人は、ピアノについて、レッスンについて、
自分なりに、わかっています。
ピアノ以外の楽器をやっていた方も、
なんとなく想像はできる。
しかし、「楽器」が初めての人にとっては、
どんな風に練習するのか、イメージできないようです。

どれぐらいの時間で、どれぐらい弾けるようになるものなのか、
全く検討がつかないんですよね。

だから「どれぐらいで弾けるようになりますか?」と言う質問もよく受けます。
でも私は「それはやってみないとわかりません」としか言えない。

人によって、「練習」をどういうふうに思い描いてるか、ぜんぜん違ってたりする。
1日の練習量、練習の質、練習する以外に楽譜を読むこと、指を鍛えること、
そういうことを、「どれぐらい」できるのかは、人によります。

私が今までに見てきた大人の生徒さんでも、私が「いくらなんでもこれは無理」
と思うような曲を弾けるようにしちゃったり、
逆に、なかなかレパートリーができなかったり・・・
さまざまです。

だからはじめてピアノに触れる生徒さんには、
「練習の仕方」を伝えることになります。
できるだけ具体的に、伝えようと努力します。

しかしこの「具体的に」が、案外できてない。
私は具体的に詳しく、話してるつもりだけど、
全く初心者の人にはチンプンカンプンだったり、間違って伝わってたりするので、
相手が「わかった」かどうか、確認しながら言わないと、あぶない。

生徒さんは緊張しているから、聞き逃していることも多い。
わかったつもりでも、違っていたりする。

というわけで、一番いいのは、その場でやってみること。
お手本見せて、まねしてもらって「さてお家ではどうやってやりますか?」と、
一度目の前でやってもらう。
それでも、家に戻ると、何をどうするんだか消えていたりする。

人によって、「理解したい」ポイントがちがう、ということもあるし。

「繰り返す」こと一つとっても、一人一人、感覚がちがう。
「繰り返すこと」が目的になっても、よくないし。
でも、繰り返すことは、必要だし。

これはもう、試行錯誤しながらでいいので
「とにかく続けてください」としか、いいようがないなあ。

なので、「続けるために」どうお手伝いするか、
が、指導する側の課題ですね。

自分の練習の仕方を、確認したい場合、
先生の前で、家ではどんなふうに弾いているか、
やってみせて、アドバイスをもらう、というのが
一番確実だと思います。

言葉での説明「これを○回ぐらい、弾きました」
では、伝わりません。
「どんなふうに、弾いていたのか」を見たいのです。

あとは、録音してきて、先生に聴かせるとか。
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by e-t-pf | 2008-03-18 14:37 | ピアノ練習覚え書き  

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