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おんがくノート。忘れちゃうからメモっとこ。

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自分が何やってるのか?って?

声が出なくなったアレクサンダーはどうしたのでしょうか。
★助けを求めたが・・・
医者にかかりましたが、異常なし。
「声を出さず喉を休めるように」と言われ、1週間ほど大人しくしていたら声は出るようになったそうです。
でもまた朗唱するとステージの終わりころには枯れてしまう。
そこで考えたアレクサンダー。「朗唱のときにやっていることが原因で、喉を痛めている、ということか?」

★自分は何をやってるのか
というわけでアレクサンダーは、朗唱しているところを鏡を見て観察してみた。
そうとうしつこく観察したらしいです。
そのあたり、観察の顛末と「テクニーク」がどうやってできていったのか、本に書いてます。
タイトルずばり「自分の使い方」。

道具の使い方間違えるとうまくいかないし道具壊れるかもよ、
というのは当たり前ですが。でもそれを「自分」に対して考える?
そもそも「使い方」ってなんなのさ。

★私はこうやっていた
私も鏡は見ますよ。朝身支度のときに。あとダンスの練習のときに鏡見ます。
でも自分を見るのって,そんなに好きじゃない。好きな人いますか?
アレクサンダーも、別に好きだから見たわけじゃないか。
とにかく何か、声が出なくなる原因を見つけたかったわけですね。

ダンスの練習の時,鏡見てるけど,私は何を見てるのかなあ。
自分を見てるときに考えてること。思いつくのは・・・
「やっぱ下手だなあ」「今度はさっきよりいいか」
評価ですね。
見えている自分全体の印象から、いいか悪いかがまずでてくる。
あとは動くのに忙しくて。とにかく踊る。

★いいかわるいかはおいといて
私は鏡で自分を見るとき、あまり客観的ではない、ということに気がつきました。
いいか悪いか・・・
(あまりないけど)いいと思えばそれで終わりにしちゃうし、
(ほとんどだけど)悪いと思うといやになってやめたくなる。
結局、あまり自分を見てないんですね。

「自分の使い方」を読むと、なんでそんなことに気がつくの,ということのオンパレードです。
アレクサンダーさんは、客観的に見るのが得意だったんだろうか。
・・・でも最初からそうだったわけではないのかも。
想像だけど。評価もしたでしょうね。いやになる時もあったのかなあ。
でもやっぱり「朗唱したい」思いが勝ったのかな。
何か発見できたときは嬉しかったでしょうね。だから続いたのかな。

自分観察はかなり長期間続いたそうです。
でも喉のトラブルはけっこう早くに解決できたらしいです。
じゃあなんで観察続けたんだろう?
何かもっと面白いことがあったのか。いや面白くないことがあったのか。




by e-t-pf | 2017-08-03 00:18 | アレクサンダーテクニーク