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おんがくノート。忘れちゃうからメモっとこ。

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これが智慧だった

アフリカンダンスのインストラクタークラスがたいへんです。
基本的な動きを、もう一度おさらい。

まあいろいろと課題だった動きを練習しましたが
今日改めてよくわかったのは
アフリカンダンス、バマナやマラハの伝統的なダンスは
踊ることで、ほんとうの自分を回復できるものなんだ、ということでした。

自分の本来の構造がどうなってて、
ほんとうはどこの筋肉を使うことができて、
どう動かすことができるのか。
そして。
構造通りに(癖とか不要な動きをせずに)踊ると
どうなるのか。何がおこるのか。
そんな体験ができるものなんだ、ということ。

「ほんとうはこんなに動ける、自分の身体」(自分の身体を祝福する)
という意味のステップがある、というのは知ってましたが
ほんとうに文字通り、そういう踊りだったんです。

残念ながら,今の自分の身体は、
持っている機能を十分に発揮できるように動いているかと言うと
そうはなってない。
あれこれ、不具合が生じています。

なので、ステップを練習してみると
できない、動けない。
できてるように見えても、やり方がちがう。
ということが頻繁におこるわけです。

おかげで、あらここが固いんだ,とか
筋力弱ってる、とか、よくわかるわけです。

たぶん、どんなダンスでもそういう発見はできますね。
バレエなんか,ほんとに初めはできないことだらけ。
できるようになる(バレエらしく踊れる)時が・・・来るのかどうかも怪しい。

アフリカンダンスのいいところはね,
誰でも,初めての時から「踊れる」ところなんです。
その人の今のままで、太鼓とおしゃべりできる。
コミュニケーションは、必ずできる。

初めてのときから踊れて,しかもずうっと、
今の自分とすごくハッピーに向き合い続けることができるんです。
できないことがあっても、
太鼓に向かって踊るときは,ちゃんと対話になる。

バレエは、自分の形のひどさに耐える必要があるんだけど、
アフリカンダンスはそういうことはない。

もちろん、形のことも考えていいんですよ。
なぜ形が変なのか,前向きに考えることで、
自分の身体の何かのバランスの悪さを,解消できるようになるかもしれない。

それをするかしないかは、自分で決めていい。

しかし、難しさも再認識しました。
ほんとにね「できてるかのように」見えちゃうんだよ。
でも、「どうやってるか」がなんだかあやふやなの。

というわけで
以上アフリカの智慧について考えたことでした。
by e-t-pf | 2015-02-15 23:09 | ジェベバラ。アフリカの智慧