2011年 03月 03日
子供の時のくせ その1
コメントで、
「あまり自習を進めると、悪いクセが残ったままの
演奏になっていくのではないか、が心配」
というご意見をいただいたので、
その点について、少し整理してみます。
まず、曲を一つレパートリにするには、
音符がわかっている(ゆっくりでいいから通して弾ける)ことが
最低条件ですから、まずはそのために、
練習をスタートさせていいと思います。
「正しい弾き方を身につけてから弾こう」、
なんて思っていたら、たぶん死ぬまで弾けませんよ。
それから「悪いクセ」について。
この場合の「クセ」は、子供の時の演奏方法、演奏習慣が、
成長した今も残っていて、今の演奏に悪い影響を与えている、
ということとします。
いろいろな面でのクセがあると思いますが、
今日は、身体の使い方について、書きます。
<身体の使い方>
子供の様子を見ていると、一人一人鍵盤への向かい方、
手の持っていき方、鍵盤の叩き方が違います。
あたりまえですけどね。
初めて弾く時でも、それぞれ、いろいろなことをやってくれます。
初めて弾く時から、少しずつ正しい手の形、とか、
指の形、とか、腕の運びとか教えますが、
その通りにできるようには、なかなかなりません。
「初めて」の時から、すでにクセは始まっている、ということです。
レッスンが進み、だんだんと技術も上がり、
いろいろな弾き方を体験し、ペダルを使うようになります。
ここまで来ると、もう自分の「弾き方」は確立されています。
成長するに従って、変わっていきそうなものですが、
私の経験では、あまりかわっていきません。
大きくなった身体を、わざわざ縮めて弾く子も、いるぐらいです。
本人は、あまり無理して弾いてるとは思っていないし、
やりにくい、思い通りにできないと思っても、
そういうものだから、レッスンするんだろう、ということになってしまう。
成長するに従って、「脱皮」することが、
必要なんでしょうね。
ピアノの弾き方では、けっこう意識的にしないと、
できないかもしれません。
脱皮、というイメージは、いいかも。
それまでの形を捨てて、新たな形に変わっていく。
できれば、レッスンの時に、
今の体格と、ちからで、どういう弾き方がいいのか
という観点で、先生に見直してもらうとよいと思います。
自分でできることもありますよ。
少しだけ、いつもと条件を変えてみると、
「習慣(クセ)」から外れる体験が出来ます。
椅子の高さを変えたり、
鍵盤からの身体の距離を、近づけたり、離したり。
片手練習の時に、空いている手を、弾いている手に乗せてみるのも
おすすめです。
そういう意味で、私はいろいろな楽器で弾くことに、肯定的です。
キーボード、電子ピアノ、オルガン、アップライト、グランド。
「ピアノ」のレッスンではありますが、
いろいろな鍵盤に、対応できることの方が、
現実的で役に立つと思います。
身体の使い方の傾向、というのは、
目に見えるようで、案外見えにくいです。
実際の動きは目に見えるわけですが、
「なぜ、その動きをすることになったのか」は、
見えないからです。
ちょっと気をつければ、すぐなおるものもあるし、
言われないと気づかないような、くせもあります。
「クセを直す」には、気長に取り組むことです。
あまり「クセ」を悪者にしすぎないことです。
実際に今、ピアノを弾くことは出来ているわけですから。
楽しんで、弾きたい曲はどんどん弾きましょう!
暗譜しちゃっても、大丈夫ですよ!
ここなっつ音楽教室
(e-t-pfの教室)のご紹介サイト。
教室のご案内。
こちらをごらんくださいませ。↓
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・・・e-t-pfのサイト: ここなっつ音楽教室&アフリカンダンス
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「あまり自習を進めると、悪いクセが残ったままの
演奏になっていくのではないか、が心配」
というご意見をいただいたので、
その点について、少し整理してみます。
まず、曲を一つレパートリにするには、
音符がわかっている(ゆっくりでいいから通して弾ける)ことが
最低条件ですから、まずはそのために、
練習をスタートさせていいと思います。
「正しい弾き方を身につけてから弾こう」、
なんて思っていたら、たぶん死ぬまで弾けませんよ。
それから「悪いクセ」について。
この場合の「クセ」は、子供の時の演奏方法、演奏習慣が、
成長した今も残っていて、今の演奏に悪い影響を与えている、
ということとします。
いろいろな面でのクセがあると思いますが、
今日は、身体の使い方について、書きます。
<身体の使い方>
子供の様子を見ていると、一人一人鍵盤への向かい方、
手の持っていき方、鍵盤の叩き方が違います。
あたりまえですけどね。
初めて弾く時でも、それぞれ、いろいろなことをやってくれます。
初めて弾く時から、少しずつ正しい手の形、とか、
指の形、とか、腕の運びとか教えますが、
その通りにできるようには、なかなかなりません。
「初めて」の時から、すでにクセは始まっている、ということです。
レッスンが進み、だんだんと技術も上がり、
いろいろな弾き方を体験し、ペダルを使うようになります。
ここまで来ると、もう自分の「弾き方」は確立されています。
成長するに従って、変わっていきそうなものですが、
私の経験では、あまりかわっていきません。
大きくなった身体を、わざわざ縮めて弾く子も、いるぐらいです。
本人は、あまり無理して弾いてるとは思っていないし、
やりにくい、思い通りにできないと思っても、
そういうものだから、レッスンするんだろう、ということになってしまう。
成長するに従って、「脱皮」することが、
必要なんでしょうね。
ピアノの弾き方では、けっこう意識的にしないと、
できないかもしれません。
脱皮、というイメージは、いいかも。
それまでの形を捨てて、新たな形に変わっていく。
できれば、レッスンの時に、
今の体格と、ちからで、どういう弾き方がいいのか
という観点で、先生に見直してもらうとよいと思います。
自分でできることもありますよ。
少しだけ、いつもと条件を変えてみると、
「習慣(クセ)」から外れる体験が出来ます。
椅子の高さを変えたり、
鍵盤からの身体の距離を、近づけたり、離したり。
片手練習の時に、空いている手を、弾いている手に乗せてみるのも
おすすめです。
そういう意味で、私はいろいろな楽器で弾くことに、肯定的です。
キーボード、電子ピアノ、オルガン、アップライト、グランド。
「ピアノ」のレッスンではありますが、
いろいろな鍵盤に、対応できることの方が、
現実的で役に立つと思います。
身体の使い方の傾向、というのは、
目に見えるようで、案外見えにくいです。
実際の動きは目に見えるわけですが、
「なぜ、その動きをすることになったのか」は、
見えないからです。
ちょっと気をつければ、すぐなおるものもあるし、
言われないと気づかないような、くせもあります。
「クセを直す」には、気長に取り組むことです。
あまり「クセ」を悪者にしすぎないことです。
実際に今、ピアノを弾くことは出来ているわけですから。
楽しんで、弾きたい曲はどんどん弾きましょう!
暗譜しちゃっても、大丈夫ですよ!
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by e-t-pf
| 2011-03-03 14:09
| 大人のレッスン