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おんがくノート。忘れちゃうからメモっとこ。

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作品第一番

こどものレッスンのエントリー、
久々かも。

夏休みの自由研究に、
自分の作曲した曲を出したい、
という生徒さんが。
昨年も一人いましたが
今年も

たいしたもんだなあ
私は子供の頃、作曲なんて思いついたことないよ

まだ小学校低学年の生徒なので
一応私が校正をします

まず
自分で書いてきてもらいます
私がそれを見ながら
生徒が弾く

6拍子の軽快な曲です
4分の6拍子で書いてあるけど
8分の6にした方が、見やすいんだけどなあ

でも生徒自身が
4分の6がいいんだそうです
ではそのままで

しかし途中であれ?
5拍子に?

一旦止めて
私「そこさあ、この楽譜だと演奏より一拍多いよ」
生徒「え〜ほんと」
私「どうする?6拍子にするなら、こうなるけど(弾いてみせる)」
生徒「いや、弾き方は変えない」
私「じゃあ5拍子ね。じゃこういうふうに書き直してください」
生徒「は〜い」

そして続き
今度は完全に、拍が分からない
私「あれ???そこはさあ、どうなってるの?
 一度、拍子いいながら弾いて見てくれる」
しかし本人のカウントする拍子自体が、123、12,123、45・・・
要するにテキトー
(ちなみに、そこはヘミオラだったことが、あとで判明。
 でも、生徒の知識にはないので、三拍子、というコトバが出た)

私「何拍子にしたいか、決めた方がいいかも」
生徒「じゃあ三拍子にする」
私「三拍子で書くなら、123を言いながら、弾いてみて」
そしてそれを書き留めます
私が1だと思っていたところは、2拍目でした。
つまり、1拍休符があった・・・・

そして、リピートとおぼしきことをしています
私「そこは、またはじめに戻るの?」
生徒「ううん、ちょっとちがうの。右と左が入れ替わるの」
さっき右手で弾いていたパートが低音に、左手は高音に。
・・・ムズカシイこと平気でやってくれます・・・・

というわけで、なんとか曲の全体像をつかみ、
次回清書してきてもらって、最終チェック

そして次のレッスン
今度は細かい書き損じを直して
私「曲名は?何か曲名つけた方がよくない?」
生徒「ううん、名前はないの」
私「じゃあ作品第一番にしておく?」
生徒「うん!それがいいな♪」

完成で〜す。

まず音があって、楽譜に起こす作業は、
ピアノのレッスンではあまりないですが、
やってみると、一気に楽譜の仕組みがわかります。

聴音では、それをやっているわけですが、
主に「ピッチとリズムを聞き取る」練習なので、
あらかじめ調、拍子、テンポなどが、決まっています。

まったくまっさらな音を、楽譜にする。
ピアノだから、ピッチはあまり苦労しませんが、
リズムは、気をつけていないと、
先ほどのように休符を落としたりしてしまう。

生徒(曲を作った本人)が、
どう感じて弾いているのか、
そこを見ないといけません。

私は自分で曲を作ったことはないですが
(トライはしたが、完成したことがない。
 今はもう、する気もない)
何を作り出そうとしているのか、
できるだけまっさらな気持ちで、受け止めたい。

「きっとこうだ」という思い込みがあると、
ゆがめてしまうことがある。

ちょっと常識的でない結果になるとしても、
もっとも作曲した本人の「意図」にそう楽譜に。

できたかどうか。

将来、この曲を本人はどう見るでしょう。
楽しみ。



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by e-t-pf | 2010-08-22 22:47 | こどものレッスン