初見の練習

初見演奏の練習

<目的>
音を出す前の準備を学ぶ。

<使う本
バイエルレベル・・・バーナムピアノテクニック ミニブック〜導入
ブルグミュラー〜ソナチネ・・・初級レベルの曲集
ソナタ以上・・・使ったことの無い初級教材を、一度に何曲か。

初見で、楽に弾けるレベルの本を使う。
楽譜を見た瞬間、「弾かねば」という刺激から、
冷静に情報を処理できなくなる。
自分の準備もできなくなる。
すると、簡単な楽譜なのに、見落とし、誤解をしてしまい、
凡ミスにつながる。
大事なのは、楽譜を見た瞬間に「できそう」と思えること。
30秒程度の譜読みで、間違いなくできる楽譜を使う。

<やりかた>
1、音を読む
2、鍵盤を確認する
3、リズムを確認する
4、スピードを決める
5、膝の上で指を動かす
6、出来そうだと思ったら、演奏

<ルール>
弾くのは一度だけ。

もしも、どうしてもやり直したい場合は、
何か条件を変える。
部分を取り出して、エチュードにするなど。

<注意点>
幼児・・・・・・一緒に、声に出して、確認する。
        弾ける準備が整ったことを、はっきりさせる。
        ミスしても、笑って。

初級レベル・・・楽譜の読み方を整理する。
        音楽を意識する。
        ミスをしたことは確認する。反省はしない。

中級レベル・・・楽譜のより深い情報。構成、表現など。
        音楽として、意図を明確にする。
        ミスがあったら、原因をはっきりさせて、
        別の課題でやり直す。

上級レベル・・・初めての、一度の演奏で、
        どこまで音楽として成り立たせることができるか。
        「演奏しよう」という気持ちの確実さに注意。

「一度だけ」というと、プレッシャーになる子もいる。
プレッシャーにしないこと。
絶対にできるレベルの課題にするのは、プレッシャーを減らす意図もある。

子供には、ゲームのような感覚で、レッスンの準備運動だと思わせられるといい。

演奏に慣れてきた生徒は、不用意に音を出すことが多くなりやすい。
(それが、「慣れ」の怖いところ)
焦って弾かない→弾けると思ってから、演奏する、という体験を重ねて欲しい。

自分が、どんなふうに楽譜を見て、準備をしているのか、
確認するチャンスが、初見演奏。
上級レベルの人は、知らない曲をどんどん使って、
どれぐらいのスピードなら、初見でできるのか、
というテーマで挑戦すると、スロースピードコントロールの練習にもなる。
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# by e-t-pf | 2007-03-26 22:43 | ピアノ練習覚え書き | Trackback | Comments(0)