2009年 01月 10日
練習嫌いをなおすには?
中村紘子さんによれば「無理!」だそうです。
・・・しかしそれでは救いがないので、
少し考えてみます。
ピアノ弾くこと自体が、いやではない。
弾きたい曲はある。
でもやりたくない練習もある。
ということでしょうか。
たとえば、単純な基礎練習が、退屈。
生徒さんに、コルトーの予備練習をやってもらう場合。
これは、初心者は(知らない強みで)、言われた通りにやる。
再開組は、よろこんではやりませんね。
なんか「拘束感」を感じるそうです。
難しくはないんです。
楽譜を見せればできてしまう。
でも、正しく練習するのは、容易ではないのです。
ただ弾いていればいいわけではないので、
「はじめは自習はしないでください」というんだけど、
それでもちょっとやってみよう、と家で一人でやって、
うっかり「大っ嫌い感」を育ててしまう。
自分で、その練習の必要性を実感(頭での理解では足りない。実感)
できていないと,人から進められても、
つまらなさが先に立ってしまいます。
コルトーのテクニックが、ある程度できるようになっても・・・
別の難しさがある。
本当に動きが少なくて,単純な練習だから,
やりながら、心にいろんなことが浮かんでくる。
これが、怖いのかもしれない。
「ああ退屈」「正直、面倒」「次は何弾こうかな」「これから何食べよう」・・・
はっ。ああ、気が散ってしまう。
音に集中できない自分を,突きつけられてしまうんですよ。
そんなときこそ実はチャンスで,
そんなマイナスな気持ちを、切り替える練習ができる!!
と思ってください。
(思えたらそこでもう、成功してるんですけどね)
例えば、切り替える気持ちポイントを挙げてみると,
○自分の音 いわずもがな。
でも,評価はしない。特に『がっかり』しない。
冷静に観察するのはいいけど,『がっかり』したり喜んだり,
感情に振り回されないようにしよう。
○メトロノームとのタイミング
これも,評価はしない。もちろん、やりなおしてもいけない。
メトロノームの音を「誰かの演奏」だと思って,アンサンブルしてください。
○自分の体(例えば指,手、腕はもちろん肩,背中,首,頭,顔。胸、おなか。
足の裏,足の指,足首,すね,もも、骨盤。)
これを全部、気にしなさい、ということではないです。
いつもと違うところにちょっとだけ、一瞬でいいから
気持ちを持っていってみよう,と思うだけでも十分。
「やってみたけど,とても無理」だと思ったら,それで十分。
もう一度音に集中して,次の音を弾こう。
とにかく練習を滞らせないことを最優先に。
とっとと終わらせるのです。さくさくと。
気持ちを切り替える練習。
自分の気持ちをコントロールする。
演奏する時に、テクニックだけでなく、音楽の表現にも、
必要な能力だろうと思います。
やりながら、否定的な気持ちが浮かんだら,チャンス。
テレビのチャンネルを変えるように,他のことにすりかえてしまう。
それが素早くできるようにする。
その練習だと思ってみてください。
以上,単純な練習の時の気の持ちようのアイディアでした。
・・・しかしそれでは救いがないので、
少し考えてみます。
ピアノ弾くこと自体が、いやではない。
弾きたい曲はある。
でもやりたくない練習もある。
ということでしょうか。
たとえば、単純な基礎練習が、退屈。
生徒さんに、コルトーの予備練習をやってもらう場合。
これは、初心者は(知らない強みで)、言われた通りにやる。
再開組は、よろこんではやりませんね。
なんか「拘束感」を感じるそうです。
難しくはないんです。
楽譜を見せればできてしまう。
でも、正しく練習するのは、容易ではないのです。
ただ弾いていればいいわけではないので、
「はじめは自習はしないでください」というんだけど、
それでもちょっとやってみよう、と家で一人でやって、
うっかり「大っ嫌い感」を育ててしまう。
自分で、その練習の必要性を実感(頭での理解では足りない。実感)
できていないと,人から進められても、
つまらなさが先に立ってしまいます。
コルトーのテクニックが、ある程度できるようになっても・・・
別の難しさがある。
本当に動きが少なくて,単純な練習だから,
やりながら、心にいろんなことが浮かんでくる。
これが、怖いのかもしれない。
「ああ退屈」「正直、面倒」「次は何弾こうかな」「これから何食べよう」・・・
はっ。ああ、気が散ってしまう。
音に集中できない自分を,突きつけられてしまうんですよ。
そんなときこそ実はチャンスで,
そんなマイナスな気持ちを、切り替える練習ができる!!
と思ってください。
(思えたらそこでもう、成功してるんですけどね)
例えば、切り替える気持ちポイントを挙げてみると,
○自分の音 いわずもがな。
でも,評価はしない。特に『がっかり』しない。
冷静に観察するのはいいけど,『がっかり』したり喜んだり,
感情に振り回されないようにしよう。
○メトロノームとのタイミング
これも,評価はしない。もちろん、やりなおしてもいけない。
メトロノームの音を「誰かの演奏」だと思って,アンサンブルしてください。
○自分の体(例えば指,手、腕はもちろん肩,背中,首,頭,顔。胸、おなか。
足の裏,足の指,足首,すね,もも、骨盤。)
これを全部、気にしなさい、ということではないです。
いつもと違うところにちょっとだけ、一瞬でいいから
気持ちを持っていってみよう,と思うだけでも十分。
「やってみたけど,とても無理」だと思ったら,それで十分。
もう一度音に集中して,次の音を弾こう。
とにかく練習を滞らせないことを最優先に。
とっとと終わらせるのです。さくさくと。
気持ちを切り替える練習。
自分の気持ちをコントロールする。
演奏する時に、テクニックだけでなく、音楽の表現にも、
必要な能力だろうと思います。
やりながら、否定的な気持ちが浮かんだら,チャンス。
テレビのチャンネルを変えるように,他のことにすりかえてしまう。
それが素早くできるようにする。
その練習だと思ってみてください。
以上,単純な練習の時の気の持ちようのアイディアでした。
by e-t-pf
| 2009-01-10 14:58
| ピアノ練習覚え書き