人気ブログランキング | 話題のタグを見る

おんがくノート。忘れちゃうからメモっとこ。

coconutsmu.exblog.jp
ブログトップ

5万年前

「人間」の祖先集団が、アフリカ大陸を出たのが、
5万年前、と言われているらしいですね。
そして、世界中に広まって行った。

足跡なんかも、残っているんだそうです。
親子3人。子供はスキップしてるんだって。

「歌」も歌ったんだろうか。
このころ、「音楽」は、どんなふうだったんだろう。

私が「アフリカ」に惹かれたのは、これだったのかも知れません。
「ルーツ」を知りたい。「人間にとっての、音楽のルーツ」。
なんてことを、思ってしまった。

なんでそんなこと思ったのかというと、自分の演奏に悩んだから。
なぜ私は音楽をやっているのか?一度悩んでしまうと、大変な問題。

「音楽に選ばれた」かのような人もいるんですよ。
いわゆる「才能のある人」。

私は、明らかにそうじゃない。ということに、だんだんと気づいていったのでした。
そう認めるのは、とても残念で寂しいことではありますが、仕方がない。

しかし、決してあきらめているわけではなく、
悩みながらも、続けてきているのです。とっても前向きです。本当です。
自分の中での「音楽」を模索する。楽しんでやってます。

さて「人間と音楽」について、少しでも知りたい、と思うようになると、
そもそも「人間のはじまり」って、どんなふうだったんだろう。
なので「5万年前」。

そしてアフリカです。
縁あって、実際に太鼓を習い、ダンスを習ってみると、
なんだか、素直になれるなあ。と思った。
小難しいこと考えるより、感じることが先、という感じ。

そして、それは師匠が特に大切にしていたことだったんだ、ということも、
だんだんとわかってきました。
気持ちを音楽に対して素直に。クリアーに。
師匠は何よりもそれを大事にしていたんだなあ。

師匠の言う「アフリカらしさ」は、見た目やサウンドの「らしさ」ではなく、
音楽に対する姿勢、気持ち、態度、のことなんだろう、と私は思う。

「調和の太鼓」私たちが習っている太鼓は、そういう名前なんだよ、
と教わりました。
「調和」という役目を担っている太鼓。
その楽器で音を出す。
調和を生み出すために、音を出す。

私は太鼓やダンスを習いながら、その奥底にあるものを、少しでも理解したい、
と思ってきました。
調和、ということについても。簡単にわかるものではないから。

すると、面白いことが起こってきました。
ピアノ、クラシックにも同じことが言えてくる。
人間として素直に、ピアノを弾いている。

そうなってくると、使う楽器、ジャンルはもう関係ない。
人が、どんな考えで音楽をやっているか。そして自分は?

最近、人間がなぜ「音楽」を生み出したのか、
わかるような気がすることがあります。すぐ消えちゃうんだけどね。

でも、人間てやっかい。音楽をやることで、悩みも生まれる。
これが、人間なんでしょうね。
だから「調和の太鼓」を、作り出す必要があったんでしょう。
by e-t-pf | 2008-11-05 15:19 | ジェベバラ。アフリカの智慧