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おんがくノート。忘れちゃうからメモっとこ。

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流れを止めないために

具体的な練習:

音楽の流れを作る音は、まず土台になるバス。
バス中心に弾いていって、ほかのパートは何となく口ずさむように、
心の中で流していて、イン・テンポで通していく。

つまり、弾いてる音は少ないけど、イメージでは音楽はできてる感じ。
そして、それを「中断しない」集中力。
どうしても弾けなくなっても、心の中で歌ってて、
また入れるところから入れば、音楽の流れは壊さない。
流れをキープする、そのことが大事。
ついつい、止まっちゃうからね。

こういうことができるように、役に立つのが、
初見演奏とか、伴奏付け。

私は初見演奏は、超初級レベルを「息抜き」のつもりでやります。
バイエル下巻レベルの子に、「オルガン・ピアノ」の1巻とか。
音が簡単で短いから、「楽にできる」感じがする。

これ、大人の人にもお勧めです。
以前にやった本でもいいから、1ページ目から順に、
一発勝負で、弾いていく。できたら次へ、どんどん弾いていく。
だんだん、「一発勝負」な感じが、身に付いてきます。
以前はできなかったことが、できるようになってたり、
そういうことがわかるのも、うれしいですよ。
(前よりヒドイ、という状態になってしまったら、
 もっと簡単なレベルの本をやってね。)

ピアノの練習って
「できないことを、練習して、だんだんできるようにする」
ことがほとんどだけど、実は音楽としてはよくない。
「無理してる音楽」しか、表現してないことになるから。

「楽々できる」レベル(初級用、入門用教材)、
「ちょうど気持ちよく弾ける」レパートリー、
「もう少しでできそうな」レパートリー、
「とても無理な」レパートリー、
いろんなレベルの曲を、組み合わせて練習した方がいい。

音楽を演奏するときの、「気持ち」も自分で確認してほしい。
心の中が「難しい、なかなかできない」ばっかりになってしまうと、
「ピアノを弾くことは無理をすることだ」と刷り込まれてしまう。
すると、体が緊張する。ますます動かなくなる。

それを外すためにも、超初級教材初見演奏は、おすすめなのですよ。
「チョロいじゃん♪」と思って、ミスなく弾ける。
その「できる」感覚が大事。

(大人の方で、子供用教材を使われて、ちょっとカチンと来てる人がいたら、
 以上のような理由から、その本を用意されたと思いますよ。
 おこらないでね。)
by e-t-pf | 2008-10-07 10:24 | ピアノ練習覚え書き